読書旅行 イタリア編
もうすぐゴールデンウィーク。
たっぷり時間がある時こそ、読書で空想旅行に浸るのも楽しいのではないでしょうか。
ワインにパスタ、歴史的建造物とファッションに陽気な人々…そんなイメージだけに収まらないイタリアの姿に出会える3冊をご紹介します。
『サルデーニャの蜜蜂』 内田洋子
ジャーナリストである著者が出会う、温かくも時に苦味のあるシーンの数々。
イタリアを舞台に、聡明な筆致で人々や暮らしを描いた15篇。
『コルシア書店の仲間たち』 須賀敦子
コルシア書店とともに理想を描いた若き日々。
共に生きた夫、友人を振り返る、あたたかくも静かな文章に引き込まれる。
人々の間に垣間見えるイタリアの姿もゆっくり味わいたい一冊。
『旅の絵本2』 安野光雅
やわらかく繊細に描かれるイタリアの風景。
パラパラめくるだけでも楽しいけれど、よく目を凝らすと心踊る発見も。
文字がないからこそ楽しみ方は無限大。
子どもから大人まで誰もが楽しめて、何度見ても飽きない絵本。
旅行は大好きですが、短い旅程の中ではメジャーな観光地やグルメに終始して、大興奮のうちに帰ってくるのが毎度のパターン。
現地に足を運んだからといって分かるものばかりではないなぁと思います。
実際の旅行では出会えない心の機微や日常のあたたかさに出会えるのは、読書の醍醐味かもしれません。
海外旅行を楽しめる日を待ちつつ、私も今年は読書旅行を楽しみたいと思います。
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